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映画【青天の霹靂】 [その他]

劇団ひとりが原作・脚本・監督・主演を努めた映画「青天の霹靂」を観てきました。

青天の霹靂公式サイト

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座席は一番前の中央。

首が疲れるし、観づらいところはあるけど、最前列は前の人の頭が動いているのが気にならないのがいい。

同じ体制で辛くなったら、足を伸ばしたりできるしw

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ストーリーは、人生に絶望した天涯孤独の売れないマジシャン「轟 晴夫」が、

ある日、青天の霹靂によって40年前の過去へとタイムスリップし、

そこで若かりしころの自分の両親と出会い、自分の存在意義、生きる意味を見出すというもの。

笑いあり、涙あり、見終わってから胸がいっぱいになってしばらく立ち上がれませんでした。

昭和48年の浅草「雷門ホール」の舞台でのインド人ペペさん扮する大泉洋と、

中国人チンさん扮する劇団ひとりのかけあいは最高。

浅草のロケ地は長野県の上田で実際にある建物に穴を開けるなど、結構思い切ったことをやってます。

更に登場人物も、家族3人に集中的にスポットライトを当てていて、話の流れを辿りやすかった。

他の登場人物を悪く言えば脇役に徹底させた所も思い切っていて凄い潔さを感じました。

・マジシャン「轟 晴夫」(大泉 洋)

一見冴えない感じの疲れた印象の男だけど、マジックをやっているときの生き生きとした表情が素敵。

元々好きな俳優だったけど、この映画を見てもっと好きになった!

普段バラエティでの出演シーンばかりみてるけど、映画での真剣かつ優しそうな表情に魅了されました。

・父親「轟 正太郎」(劇団ひとり)

クールに2枚目ぶっているけど、2枚目になりきれない感じ。

中国人ネタは流石に鉄板だけに何回見ても面白い!

(この中国人ネタは雀荘で見かけた中国人の話し方を参考にしているとか)

・母親「花村 悦子」(柴咲 コウ)

自分の運命に向き合って生きる強い女性という印象。

あと、印象に残っているのが、劇団ひとりへのビンタのシーン。

劇場の音響効果のおかげか、「バチーーン!!」と、本当に痛そう。

それと、タイムスリップものという非現実をモチーフにしているのに、

CGを一切使わないあたりにこだわりを感じました。

この辺は、多才な劇団ひとりの柔軟な発想あってのことでしょうな。

また、コインマジック、鳩のマジック、トランプマジックをこなす大泉洋もかっこよかった。

相当練習したんでしょうね。

ペーパーナプキンで作ったバラが本物に変わる場面は鳥肌モノ。

エンディングで流れるミスチルの歌の

「生まれてきた、ただそれだけで、愛されてる証」

っていうフレーズが、「俺は何のために生きてるんだよ!?」と

感情を高ぶらせる轟 晴夫への答えなんだという気がしました。

いやぁ、映画って本当にいいものですね。

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